この記事で解説する『誰でもわかる!NFTとは何かを簡単解説』を読めば、どなたでもNFTを理解できるようになりますよ!
まずは、『NFTって何?』という疑問にお答えするので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
NFTってなに?
NFT(Non-Fungible Token)は、日本語に翻訳すると『非代替性トークン』といいます。
非代替性・・・と聞くと難しいですが、とにかく簡単に説明すると『改ざんできないデータ』です。
とにかく不正ができないデータと覚えましょう
もう少し細かく解説すると『ブロックチェーン技術を使った証明書』になります。
ここでの証明書とは、『今までどこにデータが保管されていたか』や『データの所有者が書いてあるもの』です。
所有者といっても人の名前ではなくウォレットアドレスのことを指します。
ポケカ転売で例えると、どこで買われ、誰が転売し、誰が今持っているかが全て記録されているイメージですね!
ではもう少し詳しく見ていきましょう!
ブロックチェーン技術とNFTの関係性
まずブロックチェーン技術とは『複数のコンピュータがデータを分散して管理する仕組み』です。
従来のデータ管理は中央集権型システム(左の画像)で、一つのサーバーにデータをまとめて管理していました。
ブロックチェーン(右の画像)では、数千台のPCで全てのデータを管理します。
引用元:ブロックチェーン技術の仕組みが大きな影響を与える15の業界
そしてデータを更新するには半分以上のPCで承認を得ないと更新できません。
ここがポイントで、同時に半分以上のPCにハッキングしなければいけないので実質不可能なのです。
実際にハッキングしようとすると電気代だけで数十億以上するとか・・・。
この技術を使ってインターネット上に証明書を作れないかな?で生まれたのがNFTです。
インターネットという技術を使って色んなアプリが生まれた、みたいな関係性ですね
まとめると
NFTのイメージが少しつきましたでしょうか?
NFTの特徴3選
おおきな特徴は次の3つです。
データの改ざんが不可能
NFTの最大の特徴は「データの改ざんが不可能」です。
ブロックチェーン技術を使っているため改ざんが不可能なのです。
ブロックチェーン技術についてはこちらで解説しているのでどうぞ!
デジタルアート作品や不動産などの所有者を明確に証明できるのが革新的ですね。
所有者や取引履歴を誰でも全て見られる
誰でも簡単に所有者や取引履歴を確認できちゃいます!
取引履歴はブロックチェーン上に全て記録され、誰でも簡単に見られます。
誰も嘘をつけない世の中に・・・!
口では良いこと言っても取引履歴を見たら悪質な人だった、なんてことも分かってしまいます。
ETH(イーサリアム)の取引はこちらから見られるので参考にしてくださいね。
説明は割愛しますが↓の赤枠に調べたいウォレットアドレスを入れると全ての取引記録がでてきます。
管理者がいらない
一般的な市場では管理人が必要ですが、NFTの取引管理には会社や人は不要なんです。
これもブロックチェーンのおかげです。
すべての取引をリアルタイムに自動かつ正確に完了します。
ブロックチェーン技術がとにかくヤバい
実は銀行もNFTとブロックチェーンがあれば無人でできちゃうそうです・・・!
実際にDeFiという管理者がいない銀行(みたいなもの)も登場しています。
NFTの課題3選
いいことしかない!と思われがちですが課題はまだまだたくさんあります。
ガス代(取引手数料)が高いときもある
一時期1000円のNFTを購入するのにガス代(取引手数料)が20万円以上だったことがあります。
ブロックチェーンを支えるには何千台ものPCが必要なので電気代が膨大にかかります。
利用者が増えれば増えるほどガス代があがるので一時期すごいことになっていました。。
今は数百円程度まで落ち着きましたので安心してください!(また高騰するかもですが)
ガス代の調べ方など詳しく知りたい方はこちらからどうぞ
-
【簡単】NFTのガス代とは?節約術と調べ方も解説!
続きを見る
税金が高い
仮想通貨やNFTは株と違い雑所得に分類されます。
雑所得は儲け額によって変化し5~45%が課税率になります。
時代が進めば株式投資のように税率が下がるかもしれませんが、現状は税率がかなり高いですね。
なるべく売らないでガチホ!していきましょう
詐欺が非常に多い
新しい技術で法整備が追い付いていないため詐欺師が山のようにいます。
ハッキングも多いですが次の二つを特に注意しましょう。
Googleの検索結果の一番上にあるから大丈夫でしょ。と思ったら大間違いですよ!
見た目は同じなのに詐欺サイトだったなんて日常です。
公式XやDiscordから正しい情報を得ましょう!!
NFTの実用例4選
投資先として有名ですが色んな実用例があるんです。
将来性がとっても高い技術なんですよ!
デジタルアート
NFTはデジタルアートとの相性がとても良いんです。
なぜなら誰が作ったのかをNFTで証明できるからですね。
デジタルアート作品の証明書としてNFT技術を使います。
これは一番最初に作られたNFT×デジタルアートであるCryptoPunksですが一枚いくらで取引されたでしょうか??
なんと27億円で取引されました・・・!
正直こんなドット絵が・・・とも思ってしまいますが歴史的に価値のあるアート作品なんです。
トレーディングカード
こちらもデジタルアートと似ていますがカードの真贋証明としてNFT技術が使えます。
ポケモンカードの偽物が沢山出回っていますが、これもすべてNFTであれば解決できます!
誰が売って、誰が買ったかを全て証明できちゃいます
トレカ×NFTといえば『108フラワーズ』です。
レアリティの高いものだと5000円以上で取引されていて流石ですね。
これからも特に増えていきそうなジャンルです。
NFTゲーム
お次はゲーム分野です。
ゲーム内のアイテムや土地なんかにNFT技術が使われています。
もちろんアイテムを売買して仮想通貨を稼ぐこともできちゃいます!
昔歩くだけで大金を稼げるゲーム『STEPN(ステップン)』がありました。
たくさんNFTゲームの新作は出ているので是非調べてみてください!
音楽
実は音楽とも相性が素晴らしいです。
例えば、NFT技術を使うことで初回限定版アルバムを持っている人だけが参加できるライブができちゃいます。
本物のファンにだけイベントができるようになるのが今までにない特徴ですね。
特典映像や未発表曲など簡単に限定公開できます
さらにメタバースとも相性が良く、メタバース上でライブを開催できます。
過去にはメタバースライブプロジェクト『めたばっち』さんが大人気NFT『CryptoNinja』さんとコラボしてライブを開催しました。
詳しくはこちらのホームページをご覧ください。
NINJAメタバライブ メタバース 音楽を見てみる
NFTの主な取引所(マーケット)
NFTの取引は専用の取引所(NFTマーケット)で行います。
いくつか種類がありますが、基本的には『Magic Eden』だけで十分ですよ!
それではそれぞれ見ていきましょう。
MagicEden
『Magic Eden』はNFT取引で最も使われているマーケットサイトです。
NFTの2次流通(いわゆる転売)価格の数%がクリエイターに還元される仕組みを取り入れています。
全てのユーザーに還元する仕組みがあるので非常に人気なマーケットになっていますよ。
もっと詳しくMagic Edenでの買い方は知りたい方はこちらの記事からどうぞ
-
【超簡単!】Magic EdenでのNFTの買い方6ステップ
続きを見る
OpenSea
『OpenSea』は『Magic Eden』の次に有名なNFT取引マーケットです。
昔は一番使われていたんですが・・・
クリエイターへ還元される仕組みを急に廃止したり
運営の不手際がどんどん目立ってきてみんな離れていきました。
MagicEdenだけでOKです
もっと詳しくOpenSeaでの買い方は知りたい方はこちらの記事からどうぞ
-
【誰でもできる】OpenSeaでのNFTの買い方6ステップ
続きを見る
NFTの取引に必要な仮想通貨
NFTの取引には仮想通貨を使います。
無数にあるので困りますが基本的には以下の2つを使っていくことになります。
みなさんの買いたいNFTが何の仮想通貨に対応しているのか下調べしてくださいね!
違う仮想通貨を買わないようにお気を付けください!
イーサリアム(ETH)
Ethereum(イーサリアム)は略してETHとも呼ぶ仮想通貨です。
ETHは「スマートコントラクト」という仕組みがあって、、とにかく最もNFT取引で使われている仮想通貨ですね。
なんとあのビットコインの次に取引されている仮想通貨なんです。
仮想通貨ごとにみんな強味が違うので調べてみると楽しいですよ!
ポリゴン(Matic)
Polygon(Maticと呼ばれていました)はETHのガス代を大幅に安くした改良版ETHです。
しかもETHより大幅に処理が早い!
じゃあこれでいいじゃん!と思いますよね。
ただ新しすぎてセキュリティ面に不安があるため流行るまでに時間がかかりそうです。
よくある質問
ここからはよくある質問・疑問を書いていきます。
NFTに将来性はある?
結論として将来性しかありません。
一部の界隈ではオワコンなんて言われていますがあり得ません。
NFTとはあくまで技術です。
インターネットとかと同じ
ここまで汎用的な技術がオワコンになることはないので必ず流行ると私は思っています。
オワコンオワコン言われると不安になりますが必ず時間が解決してくれますよ!
NFTと仮想通貨の違い
NFTと仮想通貨はどちらもブロックチェーン技術を利用しています。
最も大きな違いは仮想通貨(ビットコインやイーサリアムなど)は『代替性トークン』であることです。
つまりお金と同じで1円分のビットコインは他の1円分のビットコインと同じということです。
だれの一円硬貨も同じ価値の硬貨です
NFTは同じものは一つもないので大きな違いですね!
ただNFT技術を使った作品を購入するのに仮想通貨を使います。
NFTとメタバースの違い
この二つはまったく違う概念です。
メタバースとは仮想空間のことで、ユーザーがアバターを使って仮想空間で遊んだりします。
ですがこの二つはとても相性がよく、メタバース上のアイテムの所有者を証明するのにNFTが使われます。
メタバース上のマーケットでは非常に便利な技術ですね。
まとめ
NFTについて解説させていただきました!
まとめると
とても難しい内容なのでゆっくり読み返してくださいね!!
NFT初心者の方は無料で使いやすいConinCheckを使うのがオススメですよ。
今回の記事は以上です。
またお会いしましょう。読んでいただきありがとうございました!